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佐久間


その108:初冬・山里の原風景


そば脱穀 立冬を過ぎ、佐久間にも紅葉が始まる
時節となり、朝晩の冷え込みが冬の
到来近しを告げております。
今年の佐久間はどの地区でも猿の出没
の話も聞かれず、当に実りの秋となり
ました。その実りを得る収穫作業に、
今まで日本の至るところで日常的に
あった風景が見られなくなっています
。過疎化・高齢化も一因です。農業
の近代化、機械化も大きな要因です。
効率化を追い求めるが故の古き良き
日本の伝統・文化が失われつつある
のも現実です。これを否定するつもり


そばの収穫 はありません。山が荒れ、耕作放棄地
が増えることは日本の原風景「里山」
が次第に消滅することを意味します。
民間ベースで、棚田のオーナー制度等
調和の取れた自然と人の暮らしを守る
活動が全国に広がりを見せています。
都市部の人達の力を借りて、里山を守
る活動の流れです。
NPOがんばらまいか佐久間でも同様
な活動を「そば」で行っております。
今年はその107で述べたとおり、
大幅な減収となりました。
19日(土)予定していた脱穀は雨が


そばの収穫 予想される為、1日前倒しをして18
日に行いました。パートナーの人達も
予定変更、平日となったこともあり、
殆どのパートナーを来れませんでした
が、それでも1組2人が駆けつけて
くれました。NPOからは23名が
集まり総勢25人で収穫を行いました。
昨年より耕作地を1.5倍に増やした
にもかかわらず、収量は3分の1の
約80キロと惨たんたる結果となり
ました。脱穀機械は使わず、昔なが
らの足漕ぎ式と手による叩きで、
実を落す作業で十分でした。

 このような光景、当に日本の忘れかけた原風景がここに展開されて
 いました。デジタルでないアナログの温かみを感じる営みが目の前
 にありました。何か心の豊かさを実感するから不思議であります。
 人にとって、スローと言う一面効率の悪さも時には必要とする様な気がします。

 写真上段:はざ掛けしたそばの束
 写真中段:焚き火の煙たなびく中での脱穀
 写真下段:脱穀の様子(選別作業)

     


2011年11月20日









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