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佐久間


その65:山間地・自然との共生と嘆き


山の色がきみどりから緑へと変わり、
梅雨入りも間近かを感じる時節へと
移って来ております。山に抱かれた
佐久間の自然の中で暮らす日々は
田舎暮らしの醍醐味でもありますが
良いことばかりではありません。
都会に比べ不便さは当然のことです。
それを受け入れての田舎暮らしであり
ます。又その不便さが人間らしい生き
方を実践できる側面を有しているよう
にも思います。一言で言えば、
「晴耕雨読」の暮らしでしょうか。
ここ佐久間では、自給的な農業が中心
で、各家で細々と営まれております。

山の自然は多くの恵みをもたらして
くれますが、反面厄介な問題も引き
起します。自然との共生、言葉の
響は良いのですが、この地域では
厄介な問題を抱えながら、日々の
農作業をせざるを得ません。
それは野生動物の猿であり、猪で
あり、鹿でもあります。近年日本
の山間地の至るところでこの問題
に直面しているように思います。
いくら自然との共生とは言え、人間
にとっては死活問題の地域も多い
と思います。ここ佐久間でも野生
動物対策に追われながら、耕作に精

を出しているのが実状であります。
知恵と根比べの日々でもあります。
このことが度を越えると高齢化とも
絡み、耕作意欲を減退させてしまい
、耕作放棄地の拡大に繋がります。
猿や猪に食べられるくらいなら作ら
ないほうが良いと耕作をしなくなる
世帯が増えています。根が続かなる
のだ思います。私も4日程前、東京
の自宅に帰っている3日間の間に
NPOの仲間から分けてもらった
ジャガイモの種いもが順調に育ち
その収穫を楽しみにしていたじゃ
がいも畑が猪にやられ、壊滅状態

じゃがいも畑 となってしまいました。
佐久間に戻った24日にその惨状を
目の当たりにしました。
組の老松さんも肥料を分けてくれ、
応援してくれていただけに残念で
なりません。何と話したらよいのか
、悔しいの一言であります。
昨秋は丹波栗を猿に全部食べられた
事に続く被害となってしまいました。
しかし、組の人達が対策している柵
囲い、網囲い等をするつもりはあり
ません。食べられたら仕方がない、
自然体で耕作を続けようと思って
おります。根比べをしようとも思い

 ません。ただ自然に、成り行きで細々と耕作をするつもりです。
 自然の恩恵に浴することの多さを感じ、負の部分を嘆きながら
 山間地での田舎暮らしを楽しみたいとじゃがいも畑の惨状を見ては、
 思うことしきりであります。これって自然との共生になるのかなあ。

 写真上段:芽生えたばかりのじゃばい畑4月30日
 写真中段上:芽吹きから3週間経った5月20日、荒らされる直前のじゃがいも畑
 写真中段下:猪に荒らされた5月25日の惨状
 写真下段:侵入対策をしているお隣・湯下さんの畑
 ※ 上段・中段(上・下)をクリックすると拡大できます。  


2009年5月28日









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