TOPページ

佐久間


その54: 飯田線4時間17分の旅


飯田線 正月連休の帰宅(東京杉並・上高井戸)
を利用し、家族と共に長野県・白骨
温泉に行くことを企画した。東京の
家族は車で、私は飯田線の電車で、
岡谷駅で合流し、松本経由で白骨を
目指す1泊2日の温泉旅行。年の瀬
の何となく気ぜわしい喧騒の中、
この一年を振り返り、家族の健康と
無事を確認し合い、親睦を深める旅
でもある。100年に1度の大不況
とも言われる世相での年の瀬、この
ような事が出来る境遇に感謝しなけ
ればならないと思いながらの家族旅行
だ。家族と共に温泉に入れる楽しみに

飯田線 加え、もう一つ大きな楽しみが飯田線
でのスロートラベルだ。豊橋から早瀬迄
は何度か乗っているが、城西から先は
乗ったことがない。辰野の迄の飯田線と
その先岡谷まで、最寄駅早瀬から4時間
17分の、のんびり旅に心を躍らして
おりました。以下は早瀬から飯田線の
鉄道旅を綴ったものです。
12月28日(日)7時46分、
早瀬駅を7分遅れの電車に乗車、駅
では時々出会う佐久間高校生も乗車、
二言、三言の会話を交わす。
冬休みに入り部活に行くという。
中部天竜迄一緒、いつも車で通る景色

飯田線 は電車から見るそれとは一変。考えて
見れば、大千瀬川の反対側を鉄路
は走っている。風景が変わるのは当然、
しかも新鮮に映る。佐久間と相月間の
長いトンネル「峰トンネル」を抜け、
城西のS字鉄橋を渡り水窪に至る。
水窪駅を発って程なく、峰トンネル
より長いか?「大原トンネル」に入る。
実に長く感じる。一体何キロあるの
だろう。抜けるとそこは天竜川が眼下
に見える大嵐駅だ。飯田線には変わった
名前の駅が多いと聞く。おおぞれもその
一つか。次の駅小和田(こわだ)は
皇太子妃雅子様の生家と同じ名前で、
しかも全国にこの駅しかないという事

飯田線 で、当時は大変賑わったとNPOの
仲間が言っていたのを思い起こす。
大嵐駅(おおぞれ)を出ると、飯田線は
いよいよ天竜川に沿って進む。こわだ駅
を過ぎると次の駅中井侍は長野県だ。
なかいさむらい・うぐす(鶯巣)・
してぐり(為栗)と、「ひらがな」だけ
のイメージでは変わった名の駅が続く。
水の色が青さを増す天竜川を左に見
ながら、幾つものトンネルを潜り
ながら電車は進む。折から、正月連休
も始まり、列車の中には鉄道ファンと
思われるマニアが数人、席を移動し
ながらシャッターを切っているのが

飯田線 印象的。天竜川の谷間を左右に縫うこと
1時間35分、電車は天竜峡に到着する
。この時期、北遠と南信の違いで感じた
ことが二つある。それは山の色と川の色
である。北遠の山は緑が多く、南信の山
は緑が少ないこと。もう一つは北遠の水
は透明に近く、南信の水は青いことだ。
佐久間ダムの存在、人工林の多少がそ
うさせているのか。天竜峡で乗り換え飯
田迄はワンマンカーで26分、景色は更
に一変する、高原の雄大な姿が車窓に
飛び込んでくる。遥か遠く3、000m
級の山々を望む風景は北遠では味わえな
いものだ。同様な景色が続き飯田に着く

飯田線 。飯田で再び乗り換え、上諏訪行きに乗
車。飯田線は辰野迄、辰野はJR東日本
管轄の駅、目的地岡谷まで2時間11分
の所要時間だ。変わらぬ雄大さと市田柿
で有名な市田駅を経て辰野へ。辰野から
岡谷までは20分弱、11時56分定刻
通り到着。改札口には長男が出迎えて
くれた。青春時代に戻ったような4時間
17分の鉄道旅。それにしても信州は
雄大なローケーションを持っていた。
又、信州にはない佐久間の良さを
再発見した旅でもあった。
それは水と緑だ。



2009年1月7日









 ご感想・ご意見・お問い合わせがありましたら、お聞かせ下さい。


 

佐久間徒然日記TOPへ戻る