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佐久間


 その50:普山式


晋山式 立冬を明日に控え、朝晩の
冷え込みも一層増しているの
を肌で感じる時節に入って
きました。秋の深まりも進み
紅葉が待たれるところです。
2日の日曜日、母の実家のある
御前崎市新谷に行ってきました。
曹洞宗・宗心寺の総代を務め
る実家で、普山式に臨む新住職
を送り出す儀式が行われました。
親元となる伯母達が晋山式
(就任式)の行われるお寺まで
付き添ってゆきます。
又、この儀式に華を添えるのが

晋山式 寺まで同行する稚児たちです。
近くの集落センターから寺まで
の約1キロ強を稚児60人
が行列を組み、御詠歌に送られ
集落センターを出発、新住職を
を先導して進みます。伯母達は
新住職の直ぐ前を行きます。
天気にも恵まれ実に華やかな
晴れ晴れしい行列が続きます。
30分程で晋山式の行われる
宗心寺に到着、ここでも御詠歌
で迎えられ山門をくぐります。
稚児達が両側に整列する中、
新住職が山門で、住職としての

晋山式 決意表明をした後、多くの僧侶に
先導され本堂に向かいます。
赤の絨毯の上を晴れやかな表情
で堂内に入りました。
この晋山式30年、40年に一度
あるかないかの行事で、地区住民
挙げて祝います。
稚児が参加するのもこの儀式に
対する親の想いが詰まっている
ように感じます。親も正装して
付き添い、行列に加わります。
伯母がこの日のために1年半前
から準備してきた心情がこの
儀式をみてようやく理解する

晋山式 ことができました。
庭を作り直し、もてなしの為の
改装を行ったのも、すべて
この日のためだったのです。
伯母にとっては一世一代の
もてなしの心をこの日につぎ込
んだようにも思えます。
私も庭作りで、少しでもお役に
立てたことを嬉しくも、誇らし
も思っております。
この新谷地区の人々にとって
何十年に一度の儀式でもあり、
お祭りでもあるようにも感じます。
みんなで新住職の就任を祝い、

晋山式 そしてこの行事を楽しむそんな
雰囲気を実感する晋山式でした。
この大役を無事終えた伯母が
気抜けしてしまわないか、
ちょっと心配でもあります。
いずれにしても、このような
行事に立ち会たことは何より
も幸運なことでありました。
帰りに隣りの相良に住む従姉妹
の家に寄り、さつま芋を沢山
もらい、豊かな気分で帰宅の
途に着きました。
今日は日本晴れの日に相応しく
清清しい気持ちの一日となりました。
 

2008年11月6日









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