TOPページ

佐久間


 その49:川合の花の舞い


花の舞い 降霜も過ぎ、秋の深まりを一段と
実感する時節に入りましたが、
このところ暖かい日が続き一昨日
より、ようやく平年並みの気温と
なり秋らしい日和りに戻りました。
25日の土曜日、川合の花の舞い
が行われました。県指定民俗無形
文化財になっており、毎年10月
の最終土曜日に開催されます。
天竜川の支流大千瀬川沿いにある
川合地区で行われる伝統行事で、
起源は鎌倉時代とも言われて
います。古くからこの地方一帯に
伝わる花まつりで、五穀豊穣に

花の舞い 感謝し、来る年の予祝を祈り、
集落の山の上方部に鎮座する八坂
神社の境内で奉納される舞いです。
今年の舞いは21の舞いが奉納
されました、午後3時過ぎに、
始まる地固めの舞いから最後の
湯ばやしまで、1昼夜舞い明かす
長丁場のまつりとなっています。
NPOで進めている「体験交流事業」
で浜松市内から来てくれた「世界
遺産の会」のメンバー5人を案内し、
初めて見学をすることになりました。
外人客を含め市内外からの見学客も
多く花まつりらしく、華やかさと

花の舞い 厳粛さとが独特な雰囲気を醸し出し
ています。舞いの時間は短いもので
25分、長いものは1時間以上に
も及びます。21の舞いの一つ
一つは、見ていて飽きが来なく
時間を忘れて見入っておりました。
女児、男児、中高生、大人とそれぞれ
に見ごたえがあり、小学生の女児が
が舞う花の舞いは得に愛らしく
このまつりに華を添えております。
長丁場のため、この地方の名物で
ある五平餅、串芋(里芋を串に刺し
焼いて甘たれを付けたもの)が
販売され、一晩を十二分に楽しむ

花の舞い 伝統が息づいており、飽きさせない
工夫も随所に感じられます。
緩急をつけた太鼓のリズムにあわせ
静と動の舞いが見事に演じられます。
これは全ての舞いに共通するものです。
又全ての舞いに共通する歌いとリズム
の部分があり、これが観客と踊り手の
1体感を作り出し、最高潮に導きます。
1時間に及ぶ舞いは、途中休憩を取る
舞い手もあり、このしぐさがなんとも
滑稽で神事でありながら、実に人間的
な臭いを感じるから不思議です。
お囃子の笛は中学生、小学生が主に
担当し、又太鼓も高校生がたたくなど

大豆 次代への伝承も順調にいっているよう
でこのまつりへの住民の想いと懐の
深さを垣間見たような気がします。
私は朝方人間で12時近くなると
どうにも眠たくなり、どうしようも
ありません。まつりが最高潮に達する
「榊鬼」の舞いまでは持ちそうにもなく
とうとう12時を回ったころでリタイア
することになりました。メンバーの方に
暇乞いをし、残念ながら帰宅することに
しました。皆さんは朝5時まで完遂し、
用意された仮眠所で3時間ほど仮眠を
取り、8時半頃川合を出発したそうです。
浦川の歌舞伎と言い、川合の花の舞い

 と言いこの佐久間文化の質の高さに改めて驚きと誇りを
 感じない訳には行きません。来年は貫徹したいと心に決めました。

2008年10月29日









 ご感想・ご意見・お問い合わせがありましたら、お聞かせ下さい。


 

佐久間徒然日記TOPへ戻る