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佐久間


その39: ひぐらし

ひぐらし この時期、夜明けの薄暗いうちから
空が明け始めるほんの15分から
20分のわずかの時間に鳴くのが
「ひぐらし」です。さざなみのような
押し寄せる感じで鳴く様は涼しげで
哀愁を帯びた音色に感じます。
だんだん空が明るくなり、「うぐいす」
が鳴き始める4時40分ごろには
つかぬ間の競演をすると主役の座を
「鶯」に譲り、いつの間にか聞こえなく
なります。その鳴声を耳にするには
夕暮れまで待たなければなりません。
なんともはかなさを感じる蝉でも
あります。そう感じるのは

ひぐらし 私だけでしょうか。他のセミは限られた
間、一生分のエネルギーを発散させる
かのように懸命に鳴いているようにも
聞こえますが、この「ひぐらし」は
クールで冷めたように鳴く様が
一層の無常感を漂わせております。
夕暮れ時に聴く、「ひぐらし」は
なんとも言えぬ淋しさと心細さを
感じてしまいます。
鳴声だけでなかなか姿を見れないのは
うぐいすと同じで、不思議な因縁を
感じてしまいます。
写真下段の写真は借用したもので、
私が撮ったものではありません。

 杉の森にその澄んだ鳴声が響き渡ります。
  夏本番を実感する今日この頃です。  

2008年 7月21日




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